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名張毒ぶどう酒事件の最高裁不当決定に強く抗議し、 奥西勝さんの即時釈放を求める

名張毒ぶどう酒事件の最高裁不当決定に強く抗議し、
奥西勝さんの即時釈放を求めるアピール

1961年、三重県名張市で起きた名張毒ぶどう酒事件で犯人とされた奥西勝さんが求めていた第7次再審請求特別抗告審に対し、最高裁判所第1小法廷・櫻井龍子裁判長は、10月16日付で不当な決定を行いました。
最高裁決定は、全文で5ページ、事件の内容や裁判の経過に3ページを費やし、裁判官氏名に1ページ、「当裁判所の判断」と題した最高裁決定の実質的な内容は、わずか20行で1ページにも満たないものでした。当然ながら、判断の根拠は全く示されていません。
奥西勝さんの病床からの悲痛な訴えや弁護団の心血を注いだ意見書を無視した、「やっつけ仕事」としか思えない決定に、心底怒りがこみ上げてきます。
この決定は、「疑わしきは被告人の利益に」の刑事裁判の鉄則は再審にも適用されるとした最高裁「白鳥・財田川決定」に反する不当極まるものです。本集会参加者は、怒りを込め、強く抗議します。
奥西勝さんは第1審・津地裁において、「自白は信用できず、奥西さん以外にも犯行機会はある」と無罪判決を受けたにもかかわらず、2審・名古屋高裁において歯痕鑑定(第5次再審請求でねつ造が発覚)を最大の根拠に逆転死刑判決を受けました。無罪から死刑というわが国の刑事裁判でも異例の経過をたどった事件です。その後、奥西勝さんは、半世紀にわたって死の恐怖と孤独にたえながら不屈に無実を叫び続け、裁判所に救済を求めてきました。
今年、映画「約束?名張毒ぶどう酒事件・死刑囚の生涯?」が全国で上映され、えん罪を作りあげた警察・検察・裁判所への怒りと「奥西さんを死刑から救え」との声が大きく広がり、最高裁に約8万もの再審開始決定を求める署名が寄せられました。また、最高裁への要請で、奥西さんが獄死することがあれば、司法による「殺人」として日本の裁判史上に汚点を残すことになると警告をしてきました。
奥西さんは87歳の高齢となり、今年になって二度も危篤状態となりながらも、再審無罪を願い、命の灯を燃やしてきました。司法が無辜の命を弄び続けることは許されません。
私たちは、あらためて最高裁に強く抗議するとともに、無実の奥西勝さんを救出するために、引き続き正義を愛する国民のみなさんの力を結集して、再審無罪を勝ちとるまで奮闘する決意を表明します。

2013年10月30日
名張毒ぶどう酒事件・奥西勝さんを守る東京の会
最高裁不当決定抗議集会参加者一同


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